明治安田生命 presents 小田和正コンサート「その日が来るまで」

2011/02/12

小田和正スペシャル 

Date fm 『小田和正スペシャル ”そうかな”』
                                                              
                                                     2005.6.26 20:00    DJ    池田恭子
                                                     Guest  小田和正 

BGM (たしかなこと)

池田:「6月15日に発売されたアルバム『そうかな』、これまでにテレビドラマやCM、
そして映画の主題歌などさまざまなシーンに提供されてきた楽曲など
全11曲を収録、前作個人主義からおよそ5年ぶりとなるファン待望のオリジナルアルバムです。

今日は小田さん本人がニューアルバムに込められた思い、アルバムの制作秘話。
そして現在開催中の全国ツアーについてなど、この番組のためだけに語ってくれた秘蔵コメントとともにご紹介していきます。

「小田和正スペシャルプログラムそうかな」


♪アルバム一曲目から最後までメドレーで流れる(一曲5秒くらい)

小田:「こんばんは、小田和正です」

 ♪まっ白

小田:「一曲目はまっ白ですがドラマの主題曲ということで頼まれました。
そん時はクリスマスの約束ですかねぇ、えーテレビの番組やってたりして
もぅ非常に頭の中いっぱいで、練習はしなくちゃいけないし大変な時期だったんで。。。
えーちょっと無理だって断ったんですけど、どぉ~~~~~しても書いて欲しいと言われたんで、
それほど期待されてんなら期待に応えたい!え~そういう思いもありまして、
まぁ、あのドラマがなければ、こういう曲は書いてなかっただろうし、
まっ白っていうタイトルもこんなタイトル思いついて曲も書かないだろうし、
そういうことではこの曲を書かしてくれたってことに僕は素直に感謝しております!」

 ♪静かな場所

池田:「小田和正、1989年オフコースの解散と同時にソロ活動を開始。
91年に発売された『ラブストーリーは突然に』はWミリオンのヒット。
その後もソロ活動を続ける中、映画監督にも進出するなど音楽シーンに限らず、
さまざまなジャンルで精力的な活動を続けています。


2002年大ヒットしたシングル『キラキラ』を収録したベストアルバム『自己ベスト』は、昨年12月に累計売り上げが200万枚を突破。
昨年はTVCMで使用された『言葉にできない』が話題を呼ぶなど、
常に新しいファン層を獲得しつづけるミュージシャンとして注目され、
現在も第一線で活躍し続けています。


今回のアルバム『そうかな』にも、CMを始めTVドラマや映画などに
提供された曲が収められています。
収録曲の多くは、どれもCD化の要望が多かったもので、ファンのみならずさまざまなシーンで小田和正の音楽に触れてきた方達にとっても、待望のアルバムでした。
そして小田さんにとってもこのアルバムには特別な思いが込められています。

実は今回の『そうかな』というアルバムタイトルは5年前から決まっていたそうです。

小田:「今回のアルバムですけれども『そうかな』っていうふうにタイトルがついてまして、
メインタイトルとかサブタイトルとかあんまり僕はもったいつけてるようで
好きじゃないいんですけれども、実は5年前に『個人主義』というアルバムを創り終えた直後に、あっ、次のアルバムのタイトルこれがいいなと思ったのが『相対性の彼方』っていうシチ面倒クサイ、物理のキライな人だったらもぅ聞いただけで、目をそむけたくなるようなタイトルかと思いますけれども、え~このタイトルを思いつきました。



そうかな
Date fm site





小田:だからキライなヤツいっぱいいるだろうなと思って、でもそのタイトル割と気に入ってたんで、
なんとかならんかなと思って、ふと眺めているうちにですね。

相対性の『そう』と彼方の『かな』を引っ付けちゃえば『そうかな』これでどうだ!
みたいなね、ことを自分で密かにほくそえみながら考えていたんですけど、やっぱりあまりにとぼけているような感じがして、もうちょっとカッチリした日本語ならいいんですけど。。



小田:『そうかな』って結構とぼけていると思うんで、コレをタイトルにするにはちょっと勇気がいるな・・と。
まぁずーっとそれ考え続けて、あ、これで大丈夫だと思う日がくれば、それを出せばいいなと思っているうちに5年がたってしまいました。
で、結局ですねぇ、段々段々それを考えていくうちに、あ、そうかぁ~できんじゃねぇかぁ~って
いうふうに自分で納得するようになりました。
で、それでもつい最近までスタッフにはその話をひと言もしなかった。


小田:僕が新しいタイトルを決めてるっていうのは、すでに言ってありましたから、 とっても聞きたがったですけど。
僕は意地悪したわけではないんですが、早く言って飽きられちゃってもイヤだし。。。
確信を持てなかったので、ずっと言わないでいました。
え~~で、つい最近ようやく、ジャケットデザインしたりしなくちゃいけないんで発表したところ、やっぱり皆も『相対性の彼方は無理だ』と。。。


小田:『そうかな』を前面に押し出していきたいという話だったんで、『あぁ、やっぱりそうだな』と思って。
でもやっぱり『そうかな』だけではあまりにマヌケですから、サブタイトルっていうかね、密かに『相対性の彼方』っていうやつをどっかに置いておけないかっていう事を皆に言ったら、もちろんそれはOKだと言うんで、こういう形でまぁ『そうかな』を前面に押し出して、ちょっとすぃませ~~んって感じで『相対性の彼方』ってどっかに入ってると思います。


小田:まぁ、言葉の意味を、タイトルの意味を説明するなんていうほどバカな話はないんで、一生懸命考えていただいて『コイツこんなことが言いたいのかなぁ~』みたいなことを******(聴き取れません)のように解いてもらえれば嬉しいかなぁと。
で、よくよく考えてみると、ま、そうかなってのは相対性の彼方に、ま そこはかとなく近いニュアンスもあるし、自分としてはいいアルバムができたと思っております!

 ♪明日

小田:「さて、次ぎの曲、なんて、どういう風によんだらいいんだろうって・・・
 私も未だにどう読んだらいいかわかりませんけれどもResponseだとか
 Replyだとかいろいろ言ってますけど、まぁ要するにそんなような意味ですね。
え~この歌を聴いてもらえばわかります
「****************************
  *******************************************************************
  **********************************************************」
  (受信状態が悪くて聞きとれませんでした;_;)

 ♪Re

池田:「続いてもう一曲お届けしましょう。
 日中合作映画『最後の恋 初めての恋』の主題歌となった曲です。僕ら」

 ♪僕ら

池田:(アンデルセン童話『雪の女王』のストーリーを解説する)

小田:「え~アニメの主題曲が欲しいって言われて、ふと、この、大好きな君に会いに行こう、ね、なんかアニメっぽいなぁっていう。。。
僕は実はこのアルバムができた暁に、この、ま、何曲か、そのPVみたいなものがあったらいいなぁ~と思う中で、アニメみたいなのを作りたいなぁ~という思いがちょっとだけあったんですよ。

そしたらたまたまアニメの依頼があったんで、じゃこれはとてもアニメに合う可愛い感じの曲だから、で、今回の雪の女王、ね。。 
アンデルセンさんの童話を原作にしたアニメの主題歌に使っていただきました。
小っちゃい子が聞いてくれるならと思うと、え~おじさんはとっても嬉しいです」


 ♪大好きな君に

  BGM(言葉にできない)

池田:「オフコース解散後の小田さんはソロとしてオリジナルの楽曲を手がける一方、 オフコース時代の名曲をセルフカバーして、数多く発表しています。
中でもアルバム『自己ベスト』に収められた『言葉にできない』はオフコース時代からファンに愛され続ける名曲として知られています。
小田さん自身強い思いが込められているこの曲はTVCM にも提供され、話題を集めました。

そして今回小田さんは再びCMに使用する曲のオファーを受けます。
これは小田さんにとって名曲『言葉にできない』への挑戦でもあったようです。
そうして作られた曲がアルバム『そうかな』の先行シングルとなった曲『たしかなこと』でした」

小田:「え~この曲は明治生命が安田生命と合併する前に、企業CMという形でだったのかなぁ~あれは。

『言葉にできない』という曲を使ってもらってですね。
『言葉にできない』という曲はとっても長い時間をかけて、オフコースの頃からの曲ですから、そういう歴史の中でみんあの思いとかもいっぱい入ってます。
そういう曲と新しい曲とをやっぱり取替え、まったくまっさらな曲という、僕にしてみれば取り上げてくれて膨らんでしまった『言葉にできない』という曲と真っ向から勝負するみたいなね、ことになってしまいました。
それは無理だ、とは言わなかったんですけれども、まぁ長い時間かけてまたみんなが聞いてくれれば、きっとみんなは好きになってくれるんじゃないか、とい思いを込めて一生懸命やってきました。
その曲がこの『たしかなこと』という曲であります。」

  
 ♪たしかなこと

池田:「現在小田さんは、今回のオリジナルアルバムの全国ツアー『KazumasaOda TOUR2005 大好きな君に』を行っています」

小田:「さて今回のツアーですけれども、3年ぶりということなんですけれども、同じ年代では拓郎なんかも頑張っているし、まぁどこまで僕らも頑張れるか分かりませんけれども、とにかく元気なうちにみんなに会いに行こう!ということでツアーをやることになりました。

実は大会場がほとんどで僕は小っちゃい所でボソボソとみんなの顔を近く見ながら、本当はやるのが望ましいんですけれども、そうするとコンサートを何回もやらなくちゃいけない、 みたいなことがありまして、スタッフが考えてくれて、よかれと思って大っきな会場をいっぱい用意してくれました。
できるだけひとりひとりのお客さんになんか気持ちが届くように大っきな会場でも気持ちは近く!これを目指して全会場を周りたいと思うんで、 待っていてください!!僕も楽しみにしてます!」

池田:「小さな所でみんなの顔を見ながらライヴをするのが好きという小田さん。
そんな小田さんの思いはTVでも実現されました。これまでに出会った数々の名曲をライヴ形式で綴る、という自身初のレギュラー番組を。
番組の構成から演出までを自身が手がける、小田さんのこだわりが細部にまでいきわたった内容の番組になりました。
その完成度の高さから、ファンだけでなく数多くのアーティストからも絶大なる支持を受けたこの番組。
残念ながら昨年で放送は終了してしまいましたが、現在は未放送の楽曲、ゲストとのトークシーンなどを収録した、完全版DVDBOXが発売されています。
そしてこの番組からはひとつの曲が生まれました。番組のテーマソングにもなったこの曲は
今回のアルバム『そうかな』にも収録されています」

小田:「え~風のようにうたが流れていた」という番組をやりまして、そのテーマ曲ですね。
風のようにうたが流れたいた、まんまですけど、なんの芸もありません。
え~なんかこうタイトル考えたんですけども、まさにこの通りだなと思ったんで、これも充分つくづく思うわけですよ。
あぁ~あれがなかったらこの曲も書いてないんだ、もちろんどんな曲もそういう思いの上に作られていくんだと思いますけれども、 まぁ、あの番組をやったからこの歌が生まれたんだ。



小田:あの番組をやることによって考えて、それに対して自分がどういう曲、どういう思いがあるんだろう、ということで普段からずっとこんなこと考えていたわけじゃないからね。
その番組をやるにあたって、自分の中に気持ちを探ってみたら、あぁ、そうだなーとつくづく思ってそれを歌にしよう。
えぇ~そうすればその番組と符号して、え~相乗効果が上がるだろう、という風にしてまぁ、書いていくわけだから、番組をやろうと決めた時から、テーマ曲を書くのが好きなんで、旗印があることによってみんなはやっぱり人間ってやっぱり旗が好きなんだね。


小田:その旗の元にみんなはひとつになって戦っていくと、で、まぁ、そういうことがとっても好きだし、まぁ、ロゴとかTシャツとか作るのが好きなんですね、私はね、勝手に作って配ったりして・・・で、風のようにうたが流れたいたという曲を最初に作れば、みんなが、スタッフが、あっ!こういう番組を作るんだ、俺達は。
ということでみんながひとつになれるんだ、っていう風に思って書いて、番組の打ち合わせの進んでいく中でまだ始まる前にみんなにこういう曲できたからちょっと聞いてって、みんなが、あっ、やっぱりこういう番組作るんだな、俺達はっていう風にして、みんながひとつになっていく様をですね、わたしはやっぱり覚えております。

小田:番組の最後に演奏されていくっていうケースが多くて、番組シリーズ全部終わって最終回の最後には、やっぱりこの曲が演奏されたんですけれども、そんなわけでみんなこの曲が入るにはきっと、アルバムの最後にやるんだろう、みたいな予想をするから、どうせそういう風に思っているんだから、最後にしねぇ~ぞとか思ってたんですけども、その思いは達成できませんで、最後ではありませんけども。。。
やっぱりその番組で使ったような、使い方ということで、最後の方に偉そうに入ることになりました。
え~風にようにうたが流れていた」

 ♪風のようにうたが流れていた

 ♪そして今も



※このレポは、友が書いて送って下さったものです。
 長いReport、本当にありがとうございました。感謝♪

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